重たい生理痛に悩まされていませんか
生理痛は多くの女性を悩ませる症状です。
ホルモンの影響で、下腹部の痛みや腰痛、頭痛、身体のだるさといった、さまざまな不調が起こることがあります。
こちらのページでは、生理痛をテーマに「生理時に起こる身体の変化」「痛みの原因・症状」「日常で行える対策」が分かるようにまとめてあります。
「生理痛を少しでも軽くしたい」とお考えの方は、ぜひご参照ください。
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目次
このようなことに悩まされていませんか?
- 生理痛の症状が重たい
- 生理の影響で下腹部が痛む
- 生理前にズキズキと頭が痛む
- 生理痛を少しでも軽減したい
生理痛の主な原因と症状について
つらい生理痛の症状は、どのようなメカニズムで発生しているのでしょうか。
「生理痛が起こる原因」と「生理時に起こりやすい症状」をこちらで分かりやすくご紹介しています。
対策の前に、まずはご自身の身体について理解を深めておきましょう。
生理(月経周期)について
女性の生殖器では、次のような周期が繰り返されています。
●卵胞期
卵胞ホルモンの分泌量が増加し、卵胞が成長してきます。
●排卵期
黄体ホルモンの働きで、成熟した卵胞が卵巣から押し出されます。
●黄体期
黄体ホルモンの働きで、子宮内膜が厚くなり、妊娠に備えます。
●月経期(生理)
妊娠が成立しなかった場合、厚くなった子宮内膜が血液とともに体外に排出されます。
子宮内膜が排出される際、「プロスタグランジン」によって、子宮が収縮するようになっています。
プロスタグランジンには発痛作用もあるため、過剰に分泌されると、生理時の痛みに繋がってしまいます。
生理痛の主な原因
●冷え
冷えによって血行が悪化すると、プロスタグランジンが骨盤内に滞りやすくなります。
●運動不足
運動不足では、骨盤まわりの血液循環が悪化するため、生理痛を起こしやすくなります。
●ストレス
長期的なストレスで自律神経のバランスが乱れると、身体が冷えやすくなります。
自律神経は、体温を調整する役割を担っています。
●睡眠不足
睡眠不足や不規則な生活などは、自律神経を乱す原因になります。
●ホルモンバランスの乱れ
卵胞ホルモン、黄体ホルモンのバランスが崩れていると、「過多月経」「プロスタグランジンの過剰分泌」などを起こす場合があります。
ホルモンバランスが乱れるのは、加齢やストレス、睡眠不足といった原因が考えられます。
●病気による痛み
月経量が多かったり、月経時以外の出血、下腹部痛、排便痛、性交痛などがあったりする場合は、病気が疑われます。
・子宮筋腫
子宮の筋層に良性腫瘍ができたものです。
・子宮内膜症
子宮の内側以外の場所で、子宮に似た組織が発生する病気です。
子宮筋腫、子宮内膜症は鍼灸施術によって、痛みの軽減は可能と言われています。
生理痛の主な症状
生理時には、次のような症状がみられる場合があります。
●腹痛
プロスタグランジンの作用で腹部の血管が収縮し、腹痛に繋がる場合があります。
プロスタグランジンは子宮の収縮とともに、痛みや腫れなどを起こす成分も含まれています。
●腰痛
子宮や子宮周辺の血行悪化によって、骨盤まわりを中心とした腰痛を発症することがあります。
●頭痛
ホルモンバランスの変化によって、頭の片側がズキズキと痛む片頭痛を生じることがあります。
卵胞ホルモンの分泌低下の影響で、脳内のセロトニンの量も低下してきます。
セロトニンには血管の収縮を促す働きがあるため、量が減少すると、頭の血管が拡張してくると考えられています。
ホルモンバランスの崩れによる片頭痛は、通常のものより痛みが強く出やすいと言われています。
●吐き気
プロスタグランジンには、子宮とともに胃や腸の収縮も促す作用があります。
胃腸が強く収縮することで、吐き気や食欲不振などを催すことがあります。
●だるさ
月経時の出血量が多いと、貧血を起こして身体のだるさに繋がる場合があります。
また、女性ホルモンの変化で自律神経のバランスが乱れ、めまいや立ちくらみといった症状を起こすこともあります。
●眠気
黄体ホルモンには、眠気を起こす物質が含まれています。
特に黄体ホルモンの分泌が増える、生理前や生理中には、睡眠薬を服用したような眠気を生じることもあります。
また、自律神経の乱れから身体が休まらず、疲労が蓄積しやすくなることも、眠気の原因に考えられます。
●薬が効かない
生理時の痛みに対して、薬が効かない場合があります。
「プロスタグランジンの分泌量が多い」「生理痛ではなく子宮内膜症、子宮筋腫がある」といった要因が考えられます。
日常で行える生理痛への対処・予防法
生理痛が重くなるのは、ホルモンバランスの乱れや血行不良などの影響が考えられています。
薬の服用とともに、生活習慣を一度見直してみましょう。
また、症状がひどい場合は病気の可能性もあり、放置すると不妊症になる可能性もあります。
継続したり、悪化したりするケースでは、早めに医療機関にご相談ください。
こちらでは、生理痛への対処法・予防法を詳しくご紹介します。
生理痛の対処法
生理前後の不調を改善するには、次のような対処法があります。
●温める
下腹部、仙骨(骨盤の後方)を温め、血行を促しましょう。
・ホッカイロを貼る
・ひざ掛けや毛布をかける
・湯たんぽを当てる
といった方法が挙げられます。
また骨盤まわりを温める、生理痛専用のホットパックも市販されています。
●温かい飲み物を飲む
身体を温めるため、ジンジャーティーやハーブティー、白湯など温かい飲み物を飲みましょう。
反対に、冷たい飲み物は身体を冷やすため、なるべく控えるようにしてください。
●入浴する
湯船に浸かることで、全身を温められます。
ぬるめのお湯にゆっくりと浸かると、精神的にもリラックスできると言われています。
●足首を冷やさない
足首は身体の末端部分で、血行が悪くなりやすい箇所です。
「厚手の靴下を履く」「保温効果のあるサポーターをつける」などして、足首は冷やさないようにしましょう。
●ツボ刺激
生理痛には、次のツボ刺激が有効です。
・三陰交(さんいんこう):足の内くるぶしから指4本分上、すねの骨のキワにあります。
・腎兪(じんゆ):ウエストの高さの背骨から、指2本分外側、左右に2点あります。
特に腰痛がある方に効果的なツボです。
・血海(けっかい):太ももの内側、膝のお皿から指3本分上のあたりにあります。
●薬の服用
痛みがひどく、日常生活に支障が出るようであれば、市販の薬を服用しましょう。
※頭痛や吐き気といった症状の違い、年齢などによって薬の選び方は変わります。
しかし、薬を服用しても改善しない場合は、子宮筋腫、子宮内膜症といった病気や他の原因で症状が出ている可能性があります。
そのため、早めに医療機関で検査を受けるようにしてください。
生理痛の予防方法
生理痛を軽減するためにも、普段から身体をケアしておきましょう。
●食生活
生理痛の緩和には、大豆製品や生姜が有効だと考えられます。
・大豆製品
大豆に含まれるイソフラボンは、生理中に低下しやすい卵胞ホルモンと似た作用を持つとされます。
そのため、大豆製品をとることで、ホルモンバランスを整える作用が期待できるのです。
代表的な大豆製品には、納豆や豆腐、味噌、きな粉などが挙げられます。
・生姜
生姜には身体を温める作用が期待できます。
豆腐の上にすりおろした生姜を乗せたり、ジンジャーティーを飲んだりする方法があります。
その他、月経による貧血を防ぐためにも、鉄分(レバー、ほうれん草、ひじき)を摂るようにしましょう。
●何度も同じ症状・ひどくなる場合は医療機関へ
生理のたびに寝込むほど状態が悪くなる方や、症状がひどくなっている方は、一度医療機関にご相談ください。
●睡眠をしっかりとる
睡眠不足は脳へのストレスとなり、自律神経やホルモンバランスの乱れを生みやすくなります。
夜更かしは避けて、毎日7時間以上は睡眠をとるようにしましょう。
●身体を冷やさない
生理中だけではなく、普段から足首・下腹部・骨盤まわりを冷やさないようにしておきましょう。
●骨盤をゆがませない
骨盤をゆがませると、その中に収められている生殖器の機能が低下する可能性があります。
日常では
・座る際に足を組まない
・左右バランスよく体重をかけて立つ
・身体を同じ方向にばかりひねらない
といった点に気をつけましょう。
●同じ姿勢を続けない
長時間同じ姿勢が続くと、骨盤まわりや足の血行が悪化してしまいます。
デスクワーク中でも「足首をグルグルと回す」「軽く歩く」など、こまめに身体を動かすようにしましょう。
●ウォーキング
20〜30分ほどのウォーキングを習慣にし、身体の血行をよくしておきましょう。
適度な全身運動は、気持ちをリフレッシュする効果も期待できます。
そるーな鍼灸院整体院の「生理痛」のアプローチ法
生理痛や、PMSは、子宮内膜症や子宮筋腫など月経痛のベースに何らかの疾患があるものは『器質性月経困難症』、特に原因となる疾患が認められないものは『機能性月経困難症』とされます。
器質性月経困難症は、20代後半から多く、生理期間以外にも痛みを生じる場合があります。
月経痛に隠れて疾患が進行していますので、月経初日~3日過ぎても痛みが強い、生理期間が過ぎても痛む場合はまずは、病院で検査を受けてください。
機能性月経困難症は、思春期から20代前半の若年女性に多く、ホルモンの分泌過剰が主な原因と言われています。
冷えやストレスなども関係していると言われています。
月経痛が繰り返し起こると不安になったり、痛みを更に増幅させたりする傾向があります。
当院では、「鍼灸施術」にて生理痛に対する施術を行います。
なぜ痛みが出ているのか、どのような痛みか、患者さんの体質を見極め、ツボを選択します。
器質的疾患がある場合においても、「鍼灸施術」は有効と考えられています。
また、「鍼灸施術」の効果には次のような作用があると言われています。
●鎮痛作用
痛みで過敏になっている神経や筋肉の機能を抑え、鎮静させる
●誘導作用
患部に施術し健康な部分から血液を誘導する
●調整作用
機能が低下している器官や機能を回復させる
これらの作用により、痛みの抑制、血流の調節、自律神経の調整といった回復力や調整力を引きだす効果が期待できるため、生理痛の改善を目指すことができます。
著者 Writer
- 羽藤 頌子(ハトウ ショウコ)
- 所有資格:鍼灸師
生年月日:10/20
血液型: B型
出身: 船橋市
趣味: ソフトボール・海に行くこと・甘いものを食べる
得意な施術: 整体、美容鍼
ご来院されるお客さまへ一言:当院は、最初のカウンセリングはもちろんですが、毎回ご来院された際にはカウンセリングを行い、その日、その時に合った施術を提供します。
患者様に寄り添い、つらい症状を早く改善できるように、サポートいたします。
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