首の痛みや頭痛はストレートネックが原因かもしれません
近年、スマホやパソコンの普及によって、ストレートネックになっている方は増えています。
ストレートネックは、顔が前に突き出た状態となるため、姿勢が悪くみえてしまいます。
また、首がまっすぐのままになっていると、首の痛みや頭痛にも繋がる場合もあります。
頚椎がゆがむメカニズムを理解して、早めの改善を目指しましょう。
こちらのページでは、ストレートネックの原因と引き起こされる症状、対処・予防法を分かりやすくまとめてあります。
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目次
このようなことに悩まされていませんか?
- 無意識に前かがみ姿勢になっている
- 首や肩の筋肉がこりやすい
- 首に痛みを感じる
- 手がピリピリとしびれている
ストレートネックの原因や症状について
ストレートネックとは、首がどのような状態になっていることを指すのでしょうか。
また、首の変形を放置するとどのような不具合が生じるのでしょうか。
こちらでは、首の構造やストレートネックになる原因、引き起こされる症状を詳しくご紹介します。
ストレートネックについて
ストレートネックとはその名の通り、首の骨がまっすぐになった状態を言います。
肩よりも顔や顎が前に出た姿勢が特徴です。
●首の構造
首は7つの椎骨(頚椎)が、だるま落としのように積み重なっていることで形成されています。
本来の頚椎は、前側に軽く弯曲しています。
この弯曲によって重たい頭を骨格で支え、負担を分散しています。
しかしストレートネックは、何らかの原因でこの頚椎のカーブがなくなり、まっすぐになってしまいます。
ボーリング玉ほどの重さがある頭部が前方に傾くと、頚椎を含め、首や肩まわりの筋肉に負担がかかりやすくなります。
ストレートネックの主な原因
生まれつきの骨格異常(遺伝)によって、ストレートネックになっている場合もあります。
しかし先天性のものは稀であり、多くは生活習慣の影響で引き起こされると考えられます。
●パソコン、スマホの長時間の使用
デスクワークでのパソコン作業、スマホの操作などを長時間行うと、前かがみの姿勢になって首が前にでやすくなります。
その状態が続いてしまうと、首の筋肉が緊張し、硬くなった筋肉によって頚椎が引っ張られてしまいます。
すると、徐々に首の骨がまっすぐに変化していくことがあります。
特に現代ではスマホの影響が強いため、ストレートネックのことを別名「スマホ首」と呼ぶこともあります。
●猫背や反り腰などの不良姿勢
骨盤や頚椎以下の背骨のゆがみも、ストレートネックの原因として考えられます。
特に背中が丸まっている「猫背(巻き肩)」や、腰が過度に反っている「反り腰」などがあると、背骨のバランスが崩れて、頚椎がゆがみやすくなります。
日常で猫背や反り腰になる原因としては、次のものが挙げられます。
・姿勢不良(前かがみの姿勢)
・骨盤のゆがみ(足を組む、片足に体重をかけて立つ、身体を同じ方向にひねる)
・腹部のインナーマッスルや背筋の低下
などです。
●うつむいた状態での長時間の作業
読書や勉強など、うつむいた姿勢が長く続くと、重い頭を支えようと筋肉や骨は常に緊張してしまいます。
そのため、頚椎の弯曲がなくなることに繋がる場合があります。
ストレートネックによる症状
ストレートネック自体に何か問題があるわけではありません。
しかし頚椎のゆがみを放置すると、次のような症状に繋がりやすくなります。
●首の痛み、こり感
ストレートネックになると、頚椎ではなく、首の筋肉によって重たい頭を支える必要があります。
すると、筋肉の緊張が強まって血行が悪化し、コリ感の原因となる老廃物が首まわりに溜まりやすくなります。
また、前かがみの姿勢でいると、頚椎まわりの筋肉や靭帯が引っ張られて微細な損傷を起こし、首の痛みに繋がることもあります。
●腕や手のしびれ
ストレートネックになると、首の前側や鎖骨周辺の筋肉が緊張しやすくなります。
すると、硬くなった筋肉によって神経が圧迫され、腕や手のしびれを生じることがあります。
※鎖骨周辺の緊張によって神経が圧迫されたものを「胸郭出口症候群」と呼びます。
また、ストレートネックでは頚椎自体にも負担がかかりやすいため、「頚椎椎間板ヘルニア」に繋がる可能性もあります。
ヘルニアとは椎間板の一部が後方に飛び出し、脊髄神経を圧迫したものを言います。
●可動域の制限
頚椎まわりの筋肉が硬くなると、「左右を向く」「頭を上下に向ける」など、首の動きに制限が出る場合があります。
また、首の緊張が肩や背中、腰部まで広がると、肩関節や体幹の動きも悪くなることが考えられます。
●頭痛
頚椎のゆがみや筋肉の緊張によって、頭部へと走る神経が圧迫されると、「緊張型頭痛」を起こす可能性があります。
頭全体が締め付けられるように痛むことが、緊張型頭痛の特徴的な症状です。
●四十肩・五十肩
ストレートネックは頭が前方に傾いているため、肩まわりの筋肉が引っ張られやすくなります。
関節周辺の筋繊維や関節包が引き伸ばされて損傷し、四十肩・五十肩の強い痛みを生じる可能性があります。
また、肩まわりの血行不良も、四十肩・五十肩の原因の1つとして考えられています。
ストレートネックを改善・予防する方法
ストレートネックを引き起こす原因は見つかりましたか。
こちらでは、原因から考えられる、ストレートネックの改善・予防法をご紹介します。
年齢を重ねるほど、靭帯や椎間板などが変性してくるため、ゆがみの改善は難しくなっていきます。
症状を放置せず、早めの対処を心がけましょう。
自分で行えるストレートネックの対処法
ストレートネックの改善方法には、次のものがあります。
●筋肉を柔らかくする
胸鎖乳突筋の緊張をやわらげることで、首の位置が戻りやすくなります。
胸鎖乳突筋とは、乳様突起(耳たぶの後下方にある、骨の出っ張り)から鎖骨内側にかけて、斜めに走行している筋肉です。
緩め方としては、次の方法がおすすめです。
・胸鎖乳突筋を指でつまみます。右側をつまみたい場合、下を向きつつ顔を左に向けると、筋肉がつかみやすくなります。
・優しくつまんだまま、ポンプのように筋肉を上下に揺らします。
・10回ほど揺らしたら、つまむ場所を移動して、筋肉を幅広く緩めていきます。
左右バランスよく、筋肉を緩めていきましょう。
●肩甲骨のストレッチ
ストレッチによって、胸から首の前側の緊張を緩めましょう。
・背中側で指を組みます。
・頭を後方に倒し、両腕をいけるところまで、ゆっくりと後ろに引いていきます。
息を吐きながら、筋肉を伸ばしていきましょう。
●鎖骨をつまむ
鎖骨をつまむことでも、首の前側から胸の緊張を緩めることができると言われています。
・肩を軽くすくめながら、肩を前に出すようにすると、鎖骨が浮き出てきます。(緊張しない程度にリラックスして肩をすくめるようにしてください)
・反対側の手で、鎖骨と肋骨の間に指を入れるようにします。
・鎖骨をつまんだまま、前方に軽く引っ張るようにすると、鎖骨周辺の緊張が緩んできます。
・緩んできたら、さらに鎖骨下に指を入れるようにしましょう。
無理に押したり引っ張ったりするのではなく、呼吸をしながら、リラックスした状態で行うようにしてください。
●首の後ろに手ぬぐいをかけ、上を向く
・手ぬぐい(タオル)の両端を持ち、首の後ろ側にかけるようにします。
・頭を後方に傾けます。
・息を吐きながら、タオルは前方に引っ張り、首は後方に倒すようにします。
上記のストレッチにて、頚椎の前弯を作る矯正が行えます。
普段から行えるストレートネックの予防法
ストレートネックを悪化させないよう、日常的に対策を行いましょう。
●座っている時の姿勢に気をつける
前かがみ姿勢にならないよう、次のポイントを見直してみてください。
・椅子に浅く座り、足を前に投げ出していないか?
骨盤が後方に倒れていると、背骨全体がゆがみやすくなります。
骨盤を立てて、坐骨でしっかりと座るように意識しましょう。
・足を組むくせがないか?
足を組んで座る癖があると、骨盤が傾きやすくなります。
そのため、座る際には、足を組まないようにしましょう。
・前かがみになっていないか?
パソコン画面を覗き込むようにしていると、頚椎のカーブを失いやすくなります。
顎を軽く引いて背中を伸ばし、骨盤や肩、耳の穴が直線上に並ぶように意識してください。
●パソコンの高さを合わせる
背中を伸ばして座った際、目線の高さか、やや目線が下がる高さにパソコンの画面を合わせましょう。
画面が下の方にあると、姿勢が前のめりになりやすいです。
●スマホをうつむいた状態で使用しない
うつむいた状態で使用していると、頚椎の前弯がなくなってしまいます。
そのため、スマホは顔の高さまで上げて画面と目線を合わせるようにしましょう。
●長時間パソコンやスマホを見ない
長時間パソコンやスマホの画面を見続けていると、首や肩、鎖骨周辺の筋肉が固まりやすくなります。
20〜30分を目安に休憩をいれるようにしましょう。
またその際、ストレッチや体操を行い、首肩まわりを動かすと効果的と言われています。
●枕の高さを見直す
枕に頭を乗せて仰向けで寝た際、目線が真上よりもやや下を向く程度の高さが、理想と考えられています。
首が前や後ろに傾きすぎている場合は、タオルを入れて高さを調整したり、枕を買い替えたりすることをおすすめします。
また、首の後ろ側が少し盛り上がっている枕を使用すると、寝ている間に頚椎の前弯をつくりやすくなります。
そるーな鍼灸院整体院の「ストレートネック」のアプローチ法
ストレートネックはデスクワークや近年普及が著しいスマホの操作によって、頸椎のカーブが減少してしまう現代病の1つと言われています。
そのため、症状にお悩みの方が増加している症状でもあります。
一口にストレートネックといっても、その状態は人によってさまざまです。
そのため、当院ではまず、一人ひとりの頸椎の状態を確認し、その方に合ったプランを提案しております。
もし、頭痛や自律神経症状を伴う場合や、極端に可動域が悪くなっている場合、「鍼灸施術」をいたします。
その後、「整体」にて頸椎の可動域をよくする施術をしていきます。
ストレートネックの方は、首以外の問題も抱えていることが多いため、上半身全体を施術させていただいております。
また、正しい脊柱のカーブをつくるために、自宅や職場などで簡単かつ短時間でできるエクササイズや姿勢指導、予防法までご指導させていただいております。
著者 Writer
- 羽藤 頌子(ハトウ ショウコ)
- 所有資格:鍼灸師
生年月日:10/20
血液型: B型
出身: 船橋市
趣味: ソフトボール・海に行くこと・甘いものを食べる
得意な施術: 整体、美容鍼
ご来院されるお客さまへ一言:当院は、最初のカウンセリングはもちろんですが、毎回ご来院された際にはカウンセリングを行い、その日、その時に合った施術を提供します。
患者様に寄り添い、つらい症状を早く改善できるように、サポートいたします。
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